2008年12月19日金曜日

山口遺跡(12月19日)


発掘調査が終了しました。

12月19日をもって発掘調査が終了しました。
調査成果を報告します。

調査区から、方形の土坑やいくつかの穴がみつかりました。
遺物としては、石でつくった矢じりや、
それを作った時に出た石のかけら、砥石、そして鉄器などが出土しました。

写真は作業の様子を撮影したもので、土坑を半分に掘って土で埋められていた状況を調べているところです。土坑は幅120㎝×100㎝、深さは60㎝もあります。
この土坑がつくられた目的は、まだわかっていません。


これから出土遺物をさらに研究し、来年度刊行予定の報告書で
詳しく報告したいと思います。




本調査は、文化財センターが黒瀬町域で発掘を行なった遺跡としては、初めての例です。
2ヶ月という短い調査期間でしたが、黒瀬の歴史復元の資料となりうる調査でした。
今後の調査研究に活用していきたいとおもいます。