2009年4月16日木曜日
竹内屋敷跡(4月13日)
竹内屋敷跡の調査が始まりました
4月13日から八本松町吉川で今年度最初の調査を始めました。
調査面積は約100㎡、調査期間は2週間を予定しています。遺跡名の『竹内屋敷』とは江戸時代に賀茂郡の割庄屋や幕府巡検使などを勤めた竹内氏の屋敷跡のことで、周防(山口)の有力な守護大名で西条周辺をも支配下に治めていた
大内氏の子孫といわれています。『芸藩通史』には先祖からの刀や直垂が伝来すると記されています。
大内氏は竹内屋敷跡の北西に位置する「槌山城(市史跡)」を守護所として、安芸・備後支配の拠点としていました。江戸時代の絵図の中には竹内屋敷跡を「御屋敷跡」と記したものもあります。こうしたことから、竹内屋敷跡は槌山城の居館として利用されていたと考えられています。
調査では、溝跡や陶磁器が見つかっています。詳しいことがわかり次第お伝えしたいと思います。