調査区を精査したところ、調査区西隅に木くず等の混じった灰色の土が見つかりました。
かく乱だと思い掘っていたら、土器が見つかりました。そこで、慎重に掘り下げていったところ、弥生土器の甕や壷が大量に出土しました。かく乱の下に、なにか重要な遺構があるようです。
(「かく乱」とは、かき乱すことですが、考古学上の「かく乱」とは、遺構などが後世に掘り返されて、もとの状況を残していない状態のことです。)
下の写真は、土器を壊さないように、竹べらで丁寧に土を取り除いている様子です。
土器の出土状況(その1)
土器の出土状況(その2)
遺構の性格は、今のところ分かっていません。
今後、更に詳しく調査を進めて、分かり次第ご報告しますので、楽しみにしていてください。