2010年9月27日月曜日

乃美3号遺跡(9月21日)

 下の写真は、乃美3号遺跡で見つかった竪穴住居跡(たてあなじゅうきょあと)です。 堅穴住居跡の上部が、後世に削られてしまっているため、ほぼ半分のプランしか確認できませんでした。

 大きさは、2.5×(2.8)mで、周囲をめぐる壁溝と2つの柱穴が見つかりました。

 堅穴住居跡からは、土器の破片が見つかっていますが、小片であるため、時代を特定することができませんでした。建物跡の時代については、周辺の遺構との関連から、おそらく古墳時代の建物跡ではないかと考えています。

 大きさが小規模であるため、住居というよりは、仮住まいもしくは作業場といった性格の建物だと思われます。