2011年9月12日月曜日

乃美1号遺跡(9月12日)

 乃美1号遺跡の調査では、前回ご紹介した管玉の他にも管玉1つと小玉1つが別々の堅穴住居跡から見つかっています。(下の写真)
写真左から


  ガラス製小玉(直径6㎜、高さ4.5㎜、孔1.5㎜)
  碧玉製管玉(直径約3.3㎜、長さ6㎜、孔1.5㎜)(前回ご紹介したもの)
  碧玉製管玉(直径約5㎜、長さ9㎜、孔2㎜)










 これら玉類は、孔に紐を通してネックレスのように使われていたはずですが、1つの住居から1点だけ見つかるということは何を意味しているのでしょうか?

2011年9月2日金曜日

うめの辺1号遺跡・第1号古墳・第2号古墳

近畿大学工学部東広島キャンパス(東広島市高屋うめの辺)の拡張工事に

係って、 平成23年7月から高屋うめの辺遺跡の発掘調査を行っています。

近畿大学周辺では、 昭和60年(1985年) から、

東広島ニュータウン遺跡群として発掘調査が行われ、

古墳や竪穴住居跡などが見つかっています。

今回発掘調査をおこなっているうめの辺1号遺跡では、

表土を取り除いたところで、 竪穴住居跡や段状遺構など

が見つかっています。

発掘作業員の中には、近畿大学付属東広島高校を卒業して、

大学で考古学を専攻している学生が、夏休みを利用して、

実際に発掘現場を体験し、測量をしたり図面を描いたり、

遺跡の掘り下げなどをおこないました。

「高校に通っている時は、こんなに身近に遺跡があるなんて

知らなかったです。」とのことでした。





また、先日は、中国からの

留学生が発掘の体験をされ、


夏の暑い時期でしたが、

                                                                 はじめての体験を楽しんでいる様子でした。

                                     


ちょっと気にしてみると、みなさんのまわりでも発掘調査がおこなわれているかもしれません。


(目印はブルーシートかな・・・・・)

調査の詳細につきましては、随時ご報告させていただきます。