4月から調査を実施しておりました杵原2号遺跡は、先月をもって全ての調査を終了いたしました。 調査中、近隣の皆様方におかれましては、当センターの事業に対し、ご理解とご協力を賜りましたこと、心より御礼申しあげます。
そこで、遅ればせではございますが、杵原2号遺跡の2ヶ月間にわたる調査の様子をダイジェストでお送りします。発掘調査の臨場感をどうぞお楽しみください。
発掘調査あれこれ~現場設営から表土剥ぎ~
4月上旬
調査前の風景です。
発掘調査開始にあたって、現場作業員の方々と一緒に詰所となるテントを設営します。写真奥に見えるのが調査区です。
4月中旬
次の写真は重機(バックホー)による表土除去作業風景です。
この作業で腐葉土や木の根などの表土を取り除き、遺構が存在する面を慎重に確認しながら検出していきます。
人力による表土剥ぎ作業の様子です。
4月下旬
表土を全て剥ぎ終わり、遺構の存在する地面(遺構面)を検出したら、調査区の中に5m間隔で杭を打っていきます。
右の写真は、その作業状況です。
今回は、発掘調査に入る前の言わば準備部分を中心に、調査風景をお送りしました。
では、次回ダイジェスト~その2~でお会いしましょう。次回もお楽しみに。