6月11日から昨年度に引き続き、溝口4号遺跡の発掘調査を開始いたしました。
昨年度の調査では中世の建物跡、道路、弥生時代の住居跡、環濠が検出されました。今年度は調査区を西と北に広げて、遺跡の広がりを確認することが目標です。現在は始まったばかりなので、まだまだ様子ははっきりしていませんが、中世ごろと思われる遺構、かなり大きな溝が検出されつつあります。出土しているものは小さな土器の破片が多いのですが、中には鉄を作ったときにできる不純物の塊(鉄滓)が見つかっています。この近くにでも鉄や鉄製品を作っていた工房があったのでしょうか?
高屋町における、弥生時代の集落の様相や中世の建物群の様子が明らかになりつつあります。
新たな発見があれば、随時ブログで発表いたしますので、楽しみにお待ちください。