2008年6月23日月曜日
郷1号遺跡(6月9日)
郷1号遺跡の調査を開始しました
6月9日から高屋町郷において郷1号遺跡の発掘調査を開始しました。
この調査は、主要地方道東広島本郷忠海線(県道59号線)の歩道設置事業に伴い実施されるものです。事前の調査では弥生時代の住居跡が確認されています。調査の内容はこのブログで皆さんにどんどんお伝えしたいと思います。お楽しみに。
2008年6月20日金曜日
杵原2号遺跡ダイジェスト~その2~
前回は,調査に入るまでの様子を中心にお伝えした杵原2号遺跡の模様でしたが、今回は,調査の内容にも迫ってまいります。
発掘調査あれこれ~調査風景~
4月下旬
第2調査区包含層において,弥生土器が出土しました。
⇒弥生土器の破片が点在する出土状況
⇒第2調査区包含層出土状況の一部分を拡大(弥生土器の表面にあしらった刺突文が確認できる。)
⇒第2調査区包含層出土状況の一部分を拡大(弥生土器の口縁部が逆さまになった状態)
5月上旬
第1調査区SK3では,弥生土器が埋められた土坑を検出しました。
⇒発掘作業風景
⇒発掘作業風景(図面や写真撮影の為,竹串等の細かな道具を使用し,形が崩れないように掘り進めます。)
⇒発掘作業風景(全ての土を取り除いた状況です。この土坑には,3個体分の弥生土器が埋められていました。)
5月下旬
いよいよ佳境です。調査を終える前に,調査区の全景を写真撮影します。
⇒高所から俯瞰撮影するために,やぐらを設営します。
⇒ラジコンヘリコプターによる空中写真撮影風景(先ほどのやぐら撮影より更に高い位置から撮影するため,専門の業者に撮影してもらいます。)
⇒第1調査区完掘状況
発掘調査あれこれ~調査風景~
4月下旬
第2調査区包含層において,弥生土器が出土しました。
⇒弥生土器の破片が点在する出土状況
⇒第2調査区包含層出土状況の一部分を拡大(弥生土器の表面にあしらった刺突文が確認できる。)
⇒第2調査区包含層出土状況の一部分を拡大(弥生土器の口縁部が逆さまになった状態)
5月上旬
第1調査区SK3では,弥生土器が埋められた土坑を検出しました。
⇒発掘作業風景
⇒発掘作業風景(図面や写真撮影の為,竹串等の細かな道具を使用し,形が崩れないように掘り進めます。)
⇒発掘作業風景(全ての土を取り除いた状況です。この土坑には,3個体分の弥生土器が埋められていました。)
5月下旬
いよいよ佳境です。調査を終える前に,調査区の全景を写真撮影します。
⇒高所から俯瞰撮影するために,やぐらを設営します。
⇒ラジコンヘリコプターによる空中写真撮影風景(先ほどのやぐら撮影より更に高い位置から撮影するため,専門の業者に撮影してもらいます。)
⇒第1調査区完掘状況
2008年6月12日木曜日
高屋町溝口4号遺跡の第2次発掘調査がはじまりました
6月11日から昨年度に引き続き、溝口4号遺跡の発掘調査を開始いたしました。
昨年度の調査では中世の建物跡、道路、弥生時代の住居跡、環濠が検出されました。今年度は調査区を西と北に広げて、遺跡の広がりを確認することが目標です。現在は始まったばかりなので、まだまだ様子ははっきりしていませんが、中世ごろと思われる遺構、かなり大きな溝が検出されつつあります。出土しているものは小さな土器の破片が多いのですが、中には鉄を作ったときにできる不純物の塊(鉄滓)が見つかっています。この近くにでも鉄や鉄製品を作っていた工房があったのでしょうか?
高屋町における、弥生時代の集落の様相や中世の建物群の様子が明らかになりつつあります。
新たな発見があれば、随時ブログで発表いたしますので、楽しみにお待ちください。
昨年度の調査では中世の建物跡、道路、弥生時代の住居跡、環濠が検出されました。今年度は調査区を西と北に広げて、遺跡の広がりを確認することが目標です。現在は始まったばかりなので、まだまだ様子ははっきりしていませんが、中世ごろと思われる遺構、かなり大きな溝が検出されつつあります。出土しているものは小さな土器の破片が多いのですが、中には鉄を作ったときにできる不純物の塊(鉄滓)が見つかっています。この近くにでも鉄や鉄製品を作っていた工房があったのでしょうか?
高屋町における、弥生時代の集落の様相や中世の建物群の様子が明らかになりつつあります。
新たな発見があれば、随時ブログで発表いたしますので、楽しみにお待ちください。
2008年6月2日月曜日
杵原2号遺跡ダイジェスト~その1~
4月から調査を実施しておりました杵原2号遺跡は、先月をもって全ての調査を終了いたしました。 調査中、近隣の皆様方におかれましては、当センターの事業に対し、ご理解とご協力を賜りましたこと、心より御礼申しあげます。
そこで、遅ればせではございますが、杵原2号遺跡の2ヶ月間にわたる調査の様子をダイジェストでお送りします。発掘調査の臨場感をどうぞお楽しみください。
発掘調査あれこれ~現場設営から表土剥ぎ~
4月上旬
調査前の風景です。
発掘調査開始にあたって、現場作業員の方々と一緒に詰所となるテントを設営します。写真奥に見えるのが調査区です。
4月中旬
次の写真は重機(バックホー)による表土除去作業風景です。
この作業で腐葉土や木の根などの表土を取り除き、遺構が存在する面を慎重に確認しながら検出していきます。
人力による表土剥ぎ作業の様子です。
4月下旬
表土を全て剥ぎ終わり、遺構の存在する地面(遺構面)を検出したら、調査区の中に5m間隔で杭を打っていきます。
右の写真は、その作業状況です。
今回は、発掘調査に入る前の言わば準備部分を中心に、調査風景をお送りしました。
では、次回ダイジェスト~その2~でお会いしましょう。次回もお楽しみに。
そこで、遅ればせではございますが、杵原2号遺跡の2ヶ月間にわたる調査の様子をダイジェストでお送りします。発掘調査の臨場感をどうぞお楽しみください。
発掘調査あれこれ~現場設営から表土剥ぎ~
4月上旬
調査前の風景です。
発掘調査開始にあたって、現場作業員の方々と一緒に詰所となるテントを設営します。写真奥に見えるのが調査区です。
4月中旬
次の写真は重機(バックホー)による表土除去作業風景です。
この作業で腐葉土や木の根などの表土を取り除き、遺構が存在する面を慎重に確認しながら検出していきます。
人力による表土剥ぎ作業の様子です。
4月下旬
表土を全て剥ぎ終わり、遺構の存在する地面(遺構面)を検出したら、調査区の中に5m間隔で杭を打っていきます。
右の写真は、その作業状況です。
今回は、発掘調査に入る前の言わば準備部分を中心に、調査風景をお送りしました。
では、次回ダイジェスト~その2~でお会いしましょう。次回もお楽しみに。
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