遺跡の調査も開
左側の四角い部分(写真中央)は中央に穴が開いていて、内側には煤が付着しています。これは焚口と考えられます。
右側のアーチ部分(写真下)は人が出入りするには小さめで頭を低くしなければなりません。そのため日常的な人の出入りを目的として造られたものではないと考えられます。
遺跡の場所が西条駅周辺ということで醸造に関係するものとも考えられますが、現在のところ、いつごろ、何のために造られたのか謎です。しかしその後は倉庫のようなものとして昭和の時代まで利用されていたと思われます。そこには、排水設備として土管が埋設されていました。その時、土管を埋めやすいようにアーチ部分を壊して広げたようです。
このレンガ遺構の性格については現在調査中です。分かりしだいお知らせしたいと思います。