11月に入り、調査も終わりが近づいてきました。御建遺跡では調査区の中央から、幅約5m、長さ約30mの大きな遺構が見つかりました。この遺構は両端に側溝があり、途中で1本になって北から南へと続いています。(写真①)また、北側(写真①の下側が北)では柱穴と杭列も見つかっています。(写真②) 写真①
写真②
また、この遺構へ出入りするための通路も2箇所見つかっています。(写真①・③)
(写真③)
ここからは、青磁や備前焼の甕、木製品、植物などが出土しています。当初は道ではないかと考えていましたが、どうやらそうではなさそうです。この遺構は何に使用されていたのか、じっくり考える必要があります。