2011年11月15日火曜日

うめの辺1号遺跡(11月14日)

 発掘調査も終盤に近づいてきました。調査では、『段状遺構』と呼ばれる建物跡が4軒見つかっています。これは斜面をL字状に削りだして平らな面をつくり、そこに住居や作業小屋などを建てるものです。斜面の下側部分は、長い年月の間に崩れて無くなっているため、その全体を知ることはできません。


 写真の段状遺構は長軸が約7m、短軸が約5mあります。 柱跡とみられる穴がいくつも重なって検出されていることから、何回も建て直しがあったと考えられます。