下の写真は、戸鼻遺跡から見つかった縄文時代のものと考えられる落し穴です。
大きさは現状で、直径約1.5m、深さ約1.1mと大きく深い円形の穴です。
縄文人は、シカやイノシシなどの動物をこのような落し穴に追い込んで捕まえていたと考えられています。穴の下部はさらに小さな穴が深く掘られており、その穴に木を立てたりなどして、落ちた獲物が動けないよう工夫がされています。落し穴は、複数並びまとまって見つかることが多いのですが、戸鼻遺跡ではこの1基しか見つかっていません。
財団法人東広島市教育文化振興事業団文化財センターが発掘調査を行う現場の模様を随時お届けいたします。 発掘調査の臨場感をどうぞお楽しみください。