2008年8月14日木曜日

郷1号遺跡(8月11日)

柱の無い家?

 遺跡の調査も終盤にさしかかってきました。調査では、弥生時代の竪穴住居跡(SB1)を検出しました。直径は約3m、一番深い所で深さが25cmあります。
 本来ならば、柱を立てるため、住居の中に深い柱穴を掘るのですが、このSB1にはそれが見あたりません。穴を掘らずに柱を立てる方法は、柱を地面に直接置いて、倒れないように別の柱を使って支えるなどが考えられます。しかし、そういった痕跡も見つけることは出来ませんでした。
 痕跡の残らない柱の立て方は?周辺に類例はあるのか?今後の課題です。