下の写真は、調査後の写真です。
堅穴住居跡が4軒と土器が多量に出土した溝状の遺構が見つかりました。
写真手前から堅穴住居跡が3軒並んで見つかっています。いずれも住居の約半分が調査区外のため、半分しか調査できませんでした。手前から2つは住居の周囲を廻る壁溝をもつ円形の住居です。もうひとつは、壁溝をもたない隅丸方形の住居です。
また、4軒目の堅穴住居跡は壁溝をもたないもので、平面形はおそらく隅丸方形であったと思われます。この住居跡は、他の住居跡とは違い壁際に沿うように大きさ約1.3×0.6~0.9m、深さ約0.3~0.5mの土坑をもっていました。主柱穴は2本で、炉はなく、出土遺物から弥生時代後期の住居跡と推定されます。(下の写真)