2008年7月2日水曜日

溝口4号遺跡(6月23日~27日)


職場体験学習

 6月23日~27日の5日間、当文化財センターでは、東広島市立向陽中学校二年生3名の、職場体験学習を受け入れました。5日間の中で生徒たちには、現地(溝口4号遺跡)での発掘作業を3日間、室内での整理作業を2日間体験してもらいました。
 画像は、現場での発掘作業を行っている写真です。上の写真は発掘作業の一コマで、遺跡西側に存在する大溝を発掘しています。この大溝からは中世のものと思われる土器が出土しており、彼ら自身も何点かの土器を発掘しました。

 下の写真はレベルで標高を出す作業をしているところです。他に平板測量、土嚢作り、平面図の作成等を行いました。一通りの作業を体験しましたが、出土品を発見して歓声をあげるなど、現地での発掘作業が一番興味深かったようです。今回の体験で学んだことを、将来の糧にして貰えればと思います。

また、溝口4号遺跡の発掘状況は、全体の表土剥ぎと併行して、大溝の発掘を行っています。新しい発見がありましたら、当ブログで報告したいと思います。