西中郷遺跡の発掘調査開始。
西中郷遺跡の発掘調査が始まりました。ほ場整備に伴う調査で、遺跡は広いのですが道路部分の調査で、調査範囲はテニスコート4分の3にあたる約200㎡です。調査期間は7月1日から31日までを予定しています。
遺跡には西条町田口に所在し、低い丘陵に囲まれた平地(現在は水田)に位置します。周囲は、北西に二神山・北東に鏡山がそびえ、南の低丘陵地帯を越えると直近に古河川が見えます。
周辺の遺跡は、旧石器時代~近世にかけての遺跡があります。広島大学キャンパス内に存在した遺跡や、当センターが調査した西東子遺跡・三永水源地窯跡群など数多く存在しています。これらは西条盆地の歴史を復原する為に、貴重な研究資料となっています。
事前の試掘調査では弥生時代から中世にかけての時期の土器が出土しています。発掘調査で発見があり次第、ここでお伝えします。