**中間報告**
調査を開始して、1か月が経過しました。
ここで、現在までの調査状況を報告します。
前回ご紹介したように、石積みの実測(図面を描く作業)はひと苦労でしたが、無事終わりました。
実測後は、石をはずしていく作業です。
南北と東西にそれぞれ約1m幅のあぜ(断面をみるためもの)を残し、石を除去していきました。すると、厚いところで約1mも石が積まれていることが分かりました。
(その様子が、右上の写真です。)
さらに除去作業を進めていくと、石積みの下から、別の遺構が見つかりました。
(右下写真の手前の遺構です。)
その遺構は、深さ約1mの溝状の掘り込みに石が埋まっていました。
溝だったのか道だったのか今のところ、性格については分かっていません。
石積みは、これを埋めて、その上に造られたようです。
今後は、あぜを取り除く作業と掘り込み中の石を取り除く作業を行ない、さらに詳しく調査を進めていきます。