2008年11月6日木曜日

黄幡第4号遺跡(11月7日)

**中間報告**

 調査を開始して、1か月が経過しました。
 ここで、現在までの調査状況を報告します。
 前回ご紹介したように、石積みの実測(図面を描く作業)はひと苦労でしたが、無事終わりました。
 
 
 実測後は、石をはずしていく作業です。
 南北と東西にそれぞれ約1m幅のあぜ(断面をみるためもの)を残し、石を除去していきました。すると、厚いところで約1mも石が積まれていることが分かりました。 
  (その様子が、右上の写真です。)



 さらに除去作業を進めていくと、石積みの下から、別の遺構が見つかりました。
  (右下写真の手前の遺構です。)

 その遺構は、深さ約1mの溝状の掘り込みに石が埋まっていました。
 溝だったのか道だったのか今のところ、性格については分かっていません。
 石積みは、これを埋めて、その上に造られたようです。

 今後は、あぜを取り除く作業と掘り込み中の石を取り除く作業を行ない、さらに詳しく調査を進めていきます。