2008年11月8日土曜日

御建遺跡(みたていせき)の発掘調査が始まりました。



平成20年11月1日から、約2ヶ月の予定で御建遺跡の発掘調査が始まりました。
御建遺跡は、JR山陽本線西条駅の北口新設に伴う、西条駅北線街路整備と北口のロータリー建設のために事前に発掘調査を実施するものです。
今年度の発掘調査は、駅のすぐ北側の一区画とそこから西に50mほどの一区画、計500㎡ほどの調査を実施します。
この地域は、四日市宿と呼ばれた江戸時代の西条の街並みの北の端に相当し、浄土真宗教善寺や御建神社の門前に当たります。このように歴史を感じさせる地域ではありますが、西条駅のすぐ北側であるため、同時に市街化も大きく進んだ地域となっています。
11月は、西側の区画から調査を始めました。宅地化のため、非常に厚い盛土に覆われ、かつての地形が大きく改変されているようですが、厚い盛土の下から、溝や柱穴などの遺構が徐々に姿を現しつつあります。
小規模な調査ではありますが、今後の展開を楽しみにしていてください。
(写真は西側の調査区を北から撮影したもの)