調査にご理解、ご協力いただきました方々に、厚く御礼申し上げます。
調査の概要について、ご紹介します。
下の写真は、乃美3号遺跡の様子をラジコンヘリで空から撮影したものです。
乃美3号遺跡からは、以前にご報告した竪穴住居跡や土器が出土した土坑以外にも、たくさんの遺構がみつかりました。 建物跡は、堅穴住居跡3基、掘立柱建物跡2棟、その他にもたくさん柱穴があるので、何棟か建物が建っていたと思われます(下の写真)。それ以外には、溝や石列、炉などもみつかりました。
財団法人東広島市教育文化振興事業団文化財センターが発掘調査を行う現場の模様を随時お届けいたします。 発掘調査の臨場感をどうぞお楽しみください。
乃美3号遺跡からは、以前にご報告した竪穴住居跡や土器が出土した土坑以外にも、たくさんの遺構がみつかりました。
直径約60cmの円形に組まれた石が、赤く焼けている状態で見つかりました。後世に上の部分を削られているため、上部構造は分かりませんが、”火”を使った施設に間違いはないでしょう。食べ物を焼いたり、煮たりするときに使われた炉の可能性もあります。時期については、遺物がないため分かりませんでした。
9月とは思えない35度という猛暑のなかですが・・・
土器を壊さないよう掘っている真剣な顔、土器を見つけて喜んでいる顔、暑さでバテバテの顔と様々でしたが、発掘調査の仕事の大変さや面白さをそれぞれに感じてくれたのではないでしょうか。 
遺跡は跡形も無くなってしまいました。新たに大きな田に生まれ変わるための工事が進んでいます。 







放送は8月25日午後6時55分からの予定だそうです。みなさん、ぜひご覧ください。担当者の名演技?にも注目です。


来月末には作業も一段落し、新年度からは新しい事務所での業務が開始されます。今回職場体験に来てくれた4人の生徒さんも、移転が完了したらまた見学に来てもらえればと思います。